～こころがつながる風土に耕す～Nenoki

もともと人間は大いなる自然の中の一部としてまわりのメッセージを聴き、それを受け入れながら、お互いと強くつながりあって生活していました。今でも土地とつながってそのように生きている人たちはいますし、私たちも子供のころはそれを知っていたような気がします。
しかし、いつの間にか私たちは物質文明の発展に伴い、その文明の中の答えに従って生活するようになってきました。お陰で、確かに私たちの生活はとても便利になりましたが、その反面、私たちが持っていた大切なものを失ってきたような気がします。現代社会に生きる私たちは、過度に外からの情報やモノにこだわり、自分たちの文明の中に答えを見つけようとする一方で、その中で説明できないもの（例えば、人の可能性、自分たちが持っている想い、自然から聴こえてくる様々なメッセージ、など）に耳を傾けなくなってきたのではないでしょうか？その結果、これからの先が読めない時代において、個人や組織として自ら生きる力が弱まったり、力強い成長がしにくくなっているのではないでしょうか？

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私は企業や地域コミュニティ活動の中でファシリテーションやコーチングを通して実感してきたものは、必死で追いかけている効率や結果や他人の評価などを勇気を持っていったん手放し、自分自身と純粋に向き合うことで、本来持っていた想いに気づき、その想いから行動した時に生まれる活き活きとした人間の持っている力強さです。更に、その想いが他の人と響きあうことで大きなエネルギーとなり、素晴らしい智慧と行動が生まれる感動です。そして、それを可能にするのは、「心が通じ合うコミュニケーション」です。

私が目指したいのは、気持ちや感情も含めた「心が通い合うコミュニケーション」が日常営まれることで、人が自分（の気持ちや想い）とつながり、他人とつながり、更に大いなる自然とつながる。その結果、本当の豊かな社会が実現する。そんな風土や文化ができることです。